marsona2003-06-16

Kristian Levring「THE KING IS ALIVE」


パッケージには「砂漠版CUBE」といういかにもなコピーが書いてあったのですが、当然内容は全然違いました。砂漠を横断中のバスが、コンパスが故障していたために誤った方角に800キロ走った挙げ句、ゴーストタウンでガス欠、立ち往生するというところからストーリーは始まります。と、ここまではいいのですが、途中から乗客の一人である脚本家の提案で、全員で「リア王」を演じるという展開にはちょっとついていけなかったです・・。あの極限状態にシェークスピアを持ってくるところが面白かったりするのかなとも思うんですが、シェークスピア自体にあまりリアリティを感じることが普段ないからなぁ・・。結局最後までいまいち入り込めずに観終わってしまいました。映像自体はなかなか凝ってたし、色彩も単純に美しかっただけにちょっと残念。


ちなみにこの作品は映画製作において自ら厳しい制限をもうける、"DOGME 95"の「純潔の誓い」というものに基づいて製作された映像のひとつらしいです。こういう試みは嫌いじゃないので、そのうち他の作品もチェコってみようかしら。



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確かに「スクランブル」は良いですねぇ・・。この方(6/14)が的確に解説しているとおり、とくにAメロが素晴らしい。ここ最近のハロプロ周辺の曲では珍しく、初めて聞いた瞬間にちょっと引っかかるものがありました。この「ちょっと」というのが僕の中ではけっこう重要だったりします。もともとサビが耳に残る曲より、それ以外の部分が印象的な曲の方に反応してしまうので。

そして先日うっかりTVでオンエアされているのを見てしまって完全にやられました。あの部分の振りはもはや神業。もう正解としか言いようがありませんね。顔の前に掲げられた左右の手のひらがトライアングルを繰り出す瞬間、絶対あそこから何か出てますよ。何か目には見えない素敵なものが。

まあそんな相乗効果もあって、あの歌い出しの部分が脳内をループしています。アレンジも含めたトータルな雰囲気という点から言うと自分の中ではいまだに「やる気! IT'S EASY」がシングル曲としてはNo.1だったりもするんですが、これはちょっと先が楽しみかなと。気付くの遅すぎですか。そうですか。